頭痛・ 痛み方によっての原因

頭痛の悩みを抱えている人はたくさんいると思います。

ひどい時は仕事や家事が手に付かず、痛みが治まるまでひたすら横になっているという場合もあるようです。

そんな頭痛についてお話しします。

日本人の４割が頭痛持ちだと言われ、男女比は１：４で圧倒的に女性に多く見られます。

主に血管が拡張して炎症物質が発生し、神経を刺激することでおこる片頭痛と首や肩の筋肉のコリからくる緊張型頭痛があります。

片頭痛の特徴は、ズキンズキンと脈を打つような痛みです。前兆として、チカチカした光が見えて発作的に激しく痛む場合もあります。

また、頭痛だけでなく光や音、匂いに敏感になったり吐き気や下痢など頭痛以外の症状を伴います。

一方、緊張型頭痛は、頭を締め付けられるような重苦しい痛みが特徴です。両者は区別されることが多いのですが、肩こりがあれば必ず緊張型とは言い切れず両方をあわせもつ人もいます。

片頭痛は何らかの原因で頭の血管が急激に拡張して炎症物質が発生し、神経を圧迫することで起こります。

発作を起こす誘発因子は、紫外線、特定の食べもの（チーズ、赤ワイン、チョコレート　など）、低気圧、生理中、生理前など人によって違います。

女性ホルモンの卵胞ホルモンには血管の緊張を調節する働きがあるのでホルモンが大幅に変動する生理の時期には片頭痛が起こりやすいのです。一方、緊張型頭痛は首から肩にかけての筋肉が緊張して血行が悪くなることによって起こります。

筋緊張型頭痛は軽い運動やストレッチで改善しますが、片頭痛は体を動かすと悪化します。

運動したり、お風呂に入ったり、マッサージを受けたりするのは逆効果です。また、発作を誘発する食べ物などが分かればなるべく避けるようにします。

発作が起きてしまったら、暑い、眩しい、うるさい場所は避け、涼しい、暗い、静かな場所で安静を保ちましょう。

緊張型頭痛の場合は血行障害を緩和するケアが中心になります。首や肩を温めたり、ストレッチやウォーキングで血液の循環をよくしましょう。冷たい食べ物は避け、夏でもできるだけ温かい飲み物を選ぶようにしてください。