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夜泣き、乳吐き、イライラ、奇声、食欲不振、かみつき、チック症状などいわゆる小児神経症のことです。また、随伴症状として、便秘や下痢といった胃腸症状もあります。
お子様の発育の途中で期間が未熟で自律神経も安定していません。生活リズムの乱れや、情緒が不安定に時期には起こります。
子どもの1~2割に現れるといわれている「チック症」
チック症とひとくちに言っても、症状や症状が継続する期間などによって分類され、また、原因とされるものもいくつか考えられています。
子どものおよそ1~2割になんらかの症状がみられ、小児期では決してまれな病気ではないとされています。
多種類の運動チックと1種類以上の音声チックが1年以上にわたり続き、小児期に発症します。
これらのチック症状は自分ではコントロールが難しいもので、本人が肉体的、精神的に苦しいばかりでなく、周囲の人々にも不快な感情を抱かせ、学校・職場・家庭での生活に支障が出ます。この抑えがたい動きや音声がトゥレット症候群の特徴です。
チックとは、突発的で急速な、反復性がある、リズムなくくりかえされる運動、または発声のことを指します。
4〜11歳頃に発症することが多く、もっとも発症しやすいのは6、7歳。女子よりも男子に多く発症がみられるのも特徴です。
チック症の症状は慢性化する場合もありますが、ほとんどが一過性で、年齢を重ねるにつれてチック症が改善するといわれています。
チック症の症状
「運動性チック」と「音声チック」に分けられます。
運動チック
まばたき、顔をしかめる、肩をすくめる、首を振る、ものに触る、地面をドンドンッと踏むなど。
音声チック
咳払い、鼻すすり、喉を鳴らす、叫び声、卑猥 不謹慎な言葉を発する、言葉を繰り返す、など。
チック症はDSM-5(米国精神医学界編集による『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)の診断基準にのっとって以下のように分類されます。
暫定的チック症/暫定的チック障害
1種類または多彩な運動チックおよび/または音声チックがみられること、チックの持続が最初に症状が現れてから1年未満、などが診断基準となります。
持続性(慢性)運動または音声チック症/持続性(慢性)運動または音声チック障害
1種類または多彩な運動チックまたは音声チックが病期に存在したことがあるが、運動チックと音声チックの両者がともにみられることがない、などが診断基準となります。
誕生3か月ぐらいまでは、昼夜の区別なくよく泣きます。
ほとんどはミルク欲しさです。この時期は発育が盛んで1回に飲める量が少ないために夜泣きをします。
胃腸が育って、一度のミルクで長時間、腹持ちがするようになり、日中の運動量が増えてくるようになると夜の睡眠が深まり、時間が伸びてきます。
しかし、様々な要因が重なったりして、夜泣きの頻度が増えたり、激しくなったりします。
なぜ泣いているのか、どうしてほしいのか、子どもは言葉では伝えられません。
「理由がわからない」というのが、お母さんを苦しめる最大の要因です。そして、夜中に何度も起こされるわけですから、当然寝不足になります。
4.5か月ごろの夜泣きは、刺激(楽しかった、怖かった、興奮した)や不安が原因の「かんの虫」で、1才半ぐらいまで続くことがあります。
昼間はすやすや眠っているのに、夜になるとギァーギァー泣き叫ぶ子供がいます。夜泣きにもいろいろなタイプがあります。
寝つきの悪い子!
つきの悪い子では布団に入ってもグズグズ言いながら寝入らない。
鳴き声をあげたりします。添い寝をして背中をさすってやると寝ます。
夜中に何回も起きる!
夜中何度も起きるタイプは、夜中起きても泣かずに遊んでいる 子供もいますし、なく子供もいます。
15分から60分間ぐらい泣いてから寝る子。一晩に2~3回から、 多い時には7回以上泣く子もいます。
お子様の発育の途中で期間が未熟で自律神経も安定していません。生活リズムの乱れや、情緒が不安定に時期に「かんの虫」は起こります。
ある程度言葉でコミュニケーションが取れるようになった頃にひどくなりやすいです。いやいや・ジブンデジブン期とか、「魔の2歳児」と呼ぶこともあります。
この頃は、特に「やりたいけど、やりたくない」など矛盾した気持ちがある年頃です。
小児ぜんそくの原因はダニ、ホコリ、ペットの毛などが主な原因と考えられますが、強いストレスや運動不足によっても症状が出ることがあります。
気管支の収縮と炎症、タンの分泌増加により、喉の空気の通り道が狭くなって息苦しくなる病気です。初めての発作は5歳までにおこる場合がほとんどです。
アレルギー反応によって起こる場合が多くダニ、カビ、ホコリ、ペットの毛、特定の食品などが原因になります。また、天候の変化や冷たい空気、大気汚染、強い臭い、タバコなどの煙、強いストレス、運動、風邪などの呼吸器系の感染症がきっかけとなって発作が繰り返されます。発症年齢が低く、家族の中にアレルギー症状をもっている人がいる場合には重症例が多く見られます。
せきやゼロゼロで呼吸が苦しくなり、息を吐くのが苦しくなりヒューヒューという音を喉から出しながら呼吸をするのが特徴です。
夜間に発作が起きることが多く、腹痛や微熱を伴う事もあります。発作が重症になると横になれず、話しも出来なくなります。また、顔色が青白くなり手足が冷たくなって脈も速くなってきます。呼吸困難のために汗がたくさん出て、脱水を起こすこともあります。
アトピー性皮膚炎とは原因となる食べ物や生活環境要因を取り除くことや、スキンケアも大切です。
アレルギー素因をもつ子供に、慢性的なかゆみを伴う湿疹やかぶれが現れる病気です。乳児期には卵、牛乳、大豆、米、小麦などの食物が原因となることが多く、大きくなるに従って、ダニやホコリ、カビ、動物の毛、花粉などが原因となってきます。
発症にはこの他、ストレス、体調、水や空気の汚れ、農薬や添加物など、様々な外的な要素が複雑に絡んでいます。
アトピー性皮膚炎の子供は全体的に肌がカサカサしています。生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、顔や頭、首などに湿疹が出ます。年齢が上がるに従って、体全体に症状が広がっていき、肘や膝の裏側、背中、お尻などに湿疹が出ることが多くなります。
抗炎症作用や保湿作用のある軟膏で炎症を抑え、皮膚のバリアを補うと共に血液検査や皮膚テスト、生活日記などで原因となる食べ物や生活環境をさぐり、取り除いていきます。
発達に遅れやゆがみがみられることを「発達障害(発達遅滞)」といいます。
発達障害のある人が増えています。
子どもはそれぞれの発達段階において、さまざまなことを身につけながら成長していきますが、発達のスピードは個人差があります。
しかし、認知や言語、運動の発達に関して、個人差の範囲を超えた遅れやゆがみがみられることがあります。
これを「発達障害(または発達遅滞)」といいます。
アメリカの精神医学会によると、「知的障害」や「LD(学習障害)」「コミュニケーション障害」「広汎性発達障害」などが挙げられています。
発達障害の診断には、アメリカの精神医学会による分類(DSM-Ⅳ-TR)や世界保健機関(WHO)による分類(ICD-10)が用いられています。
発達障害に関する知識が広がったことで、発見されるケースが増えたことも関係していると考えられます。
早期発見がポイント、しかし判断は難しい
発達障害は原則的に、早期発見・早期治療(療育)が重要です。
その子どもの状態に合わせた治療や療育、支援を行っていきます。多くの場合、発達の遅れは乳幼児からみられます。
発見のポイントとしては、まず「視線が合わない」「言葉の遅れ」があります。
また、「白いご飯しか食べられない」「タオルは一度使ったら必ず洗う」など、なんらかの強いこだわりが多く見られます。
障害の種類によっては、乳幼児の段階では判断できないこともあります。
LD(学習障害)は小学校で勉強を始めてからでないとわかりませんし、アスペルガー症候群も乳幼児での診断は困難です。
身体や運動機能に関わる障害
知的機能に関わる障害
社会性に関わる障害
発達障害に気付くポイント
上記は主なもので、このほか障害によって現れる特徴は異なります。
鍼灸では小児はりという皮膚を刺激する治療法があります。小児はりをすることで自律神経が整い、さまざまな症状を改善し健やかな成長を促します。
お子様の症状で気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
生まれたばかりの赤ちゃんは1日の大半を眠って過ごします。
一般に、大人の平均睡眠時間が7時間半であるのに対して、赤ちゃんの平均睡眠時間は17~18時間。
「こんなに寝てばかりいて大丈夫かしら」と、ちょっと心配になるほどかもしれません。
≪脳の発達を促す赤ちゃんの眠りの特徴≫
赤ちゃんと大人では、睡眠時間だけでなく、睡眠の質そのものも違います。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。
レム睡眠は浅い眠りで、体は休んでいるのに脳は覚醒に近い状態です。
目を閉じていても、眼球は小刻みに動いていて、夢を見るのはレム睡眠のときだといわれています。
一方、ノンレム睡眠はからだも脳も休んでいる状態です。
赤ちゃんは大人よりもレム睡眠が多く、生まれたばかりの頃は睡眠全体の50%を占めています。
レム睡眠中に脳は情報処理や記憶の固定を行っており、それが脳神経細胞のネットワークの発達にも役立っていると考えられています。
眠っている間にも赤ちゃんはすくすくと成長しているのですね。
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