神経内科疾患の症状

頭痛の種類は数多く、100種類以上に細分化されています。

大きく分ければ、一次性頭痛と二次性頭痛の2種類で、鍼灸治療の適応は一次性頭痛です。

主に一次性頭痛

「片頭痛」

脳の激しい興奮が痛みとなって現れます。

特に女性に多く、周期的に痛みが起こり慢性化することもあります。

「緊張型頭痛」

慢性頭痛の中で、最も多いといわれているのが、痛みが続く緊張型頭痛です。

心身のストレスによる、肩や首など筋肉の緊張が、原因といわれています。

群発頭痛片方の目の奥が、激しく痛む群発頭痛です。

一定の期間に、集中して起こるのが特徴で、転げまわるぐらいの痛みが起こります。

自律神経症状では頭痛と並んで多い症状です。

「めまい」にはさまざまなタイプがあり、原因によってそれぞれ現れ方、感じ方が異なります。

 ★めまいの種類

回転性めまい…主に内耳の異常が原因になり、安静時でも周りが回っているように感じるめまい 　　

突発性難聴、メニエール病、頭痛、意識障害の病気

浮動性めまい…中枢神経や小脳の異常等が原因になり、飲酒の後にみられるようなふらつきのあるめまい　　

眼科疾患、高血圧 、脳血管障害などの脳の病気

動揺性めまい…自律神経の乱れなど様々な原因により、ぐらぐら揺れる感覚が急に起こるめまい　　

うつ病など心因性の病気、起立性調節障

耳鳴は本人にしか聞こえない自覚的耳鳴と、外部から聴取可能な他覚的耳鳴に分類されます。

自覚的耳鳴

自覚的耳鳴とは、本人だけが症状を自覚できるタイプの耳鳴りです。耳鳴りの多くはこのタイプで、心配のない生理的な原因によるものと、何らかの病気によって起こるものがあります。

他覚的耳鳴

他覚的耳鳴の場合は実際に体から音が発生しており、聴診器で音を確認することができます。耳周辺の筋肉のけいれんや、血管に血液が流れる際の音などが原因となります。

心因性の耳鳴

内耳等に異常が起きていないにも関わらずストレスが溜まると耳鳴りの内耳等に異常が起きていないにも関わらず耳鳴りが起こる、心因性の耳鳴りというものもあります。寝不足や仕事のストレスなどが溜まりすぎるというのは、軽い自律神経失調症状態にありこれが神経に異常をきたし耳鳴りを起こす場合があります。