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女性には、月経や産前・産後・閉経などによるホルモンの変化によって、身体のあらゆる機
能に影響を及ぼす特徴があります。
また、仕事で活躍されている女性や、家事や育児による身体的ストレスや精神的ストレスが与える環境となります。
婦人科疾患はホルモンバランスの乱れその状態が継続することにより慢性化してしまいます。鍼灸治療では副作用や身体の負担なく、自律神経やホルモンバランスをコントロールし、少しでも女性の方々に心地よく生活を送れるように当院はお手伝いいたしております。
適応症状
逆子 ・つわり ・産後うつ ・更年期障害 ・冷え ・生理痛 ・生理不順 ・月経前症候群(PMS) ・月経前不快症候群(PMDD)
病気ではないと考える傾向もありますが、手足の冷え、便秘、不眠、イライラ、生理痛などで、生活に支障が出るほど症状がひどい時には、きちんと治療することが大切です。
たとえば、月経前におこる頭痛、腰痛、腹痛などの症状は、痛みをいくら鎮痛剤で抑えても、症状がなくなることはありません。
なぜかというと、そのときだけの痛みを軽減させているだけなので原因となっている根本的な状態が取れていないからです。
その症状に悩まされないためには、女性ホルモンや自律神経のバランス・生活を整え、症状自体の本質を解消する必要があります。
女性ホルモンの働きは子宮、卵巣、乳房だてでなく自律神経や感情の働き、骨、皮膚、関節、筋肉、胃腸、脳など全身のあらゆる場所に影響していることが分かってきました。
女性ホルモンは脳からの指令を受けて卵巣から分泌されます。エストロゲンとプロゲステロンの2種類があって生理から排卵まではエストロゲン。排卵から生理まではプロゲステロンが優位に働きます。
になります
生理が終わってから排卵までの卵胞期にはエストロゲンがたくさん分泌されるため、ひと月もなかでも心も体も元気でイキイキしていられる時期です。
排卵前後の2~3日を過ぎるとプロゲステロンがたくさん分泌される黄体期になりますが、この時期はあまり体調が良くなく腹痛、腰痛、頭痛、むくみ、イライラなどがおこる人もいます。生理の時期はエストロゲンもプロゲステロンも少なくなりますが生理痛が重い人にとっては憂鬱な時期です。
このように女性はひと月のなかでも女性ホルモンの影響を受けてさまざまに変化しています。
鍼灸では生理前に現れる不調(腹痛、腰痛、頭痛、むくみ、イライラなど)を軽減していく事ができます。
女性は仕事、家事、育児、介護と忙しくて、身体に不調があっても自分に手をかけられないでいま す。
どこに診察に行けば良いのか分からないで迷ったり不安に思うこともあると思いますが、鍼灸治療では、そういった乱れた自律神経を整え、辛い症状を穏やかにしていくとともに、再発しないような身体づくりをしていきます。
鍼灸は、一人ひとりの身体の状態を診て、その方に合った治療を行い、身体全体の自然治癒力を高めますので女性の身体こそ、鍼灸治療は合うと思います。
生理痛は生理につきものだと思っている方もいらっしゃると思いますが、実は痛みがないのが理想的な状態なのです。
子宮の内部には「子宮内膜」という赤ちゃんを育てるベッドがつくられます。
妊娠しなかった場合には、その子宮内膜ははがれて血液と一緒に体の外に出されます。この“ベッドメーキング”は大体28日周期で繰り返されていますが、生理痛とは原因としてプロスタグランジンという物質が子宮の内側からはがれた子宮内膜を押し出すときの子宮収縮の痛み、体の冷え、ストレスによって発生されていると考えられています。
特に体の冷えというのは大きく関係していて、まず、冷えが進むと体全体に巡る血行が悪くなります。血行が悪くなることによって卵巣機能が低下し、ホルモンを分泌して生理のリズムを整えるという本来の機能が果たせなくなり、生理の周期が乱れてしまいます。
そして、周期も乱れ、体にも冷えがあると卵子が成熟しづらくなったり、卵管を移動する力が弱くなってしまい子供を授かりたいときに授かりにくくなってしまいます。
さらに、冷えからくるホルモンバランスの乱れは肌荒れやニキビ、便秘、髪がパサつくなどさまざまな症状までもが現れてしまうのです。
生理痛が辛い方はまずご自分の体が冷えていないか確認してみましょう。
生理が予定より早まったり遅れたりと、周期が不安定な状態のことをいいます。
正常といえる生理の周期は、生理の初日から次の生理前日までの日数が25日~38日以内であれば問題はありません。
しかし、25日未満のものを頻発月経、39日以上60日以内でくるものを稀発月経といいます。
生理周期は個人差が大きく、精神的なストレスや疲労、過度なダイエットなどが原因として挙げられますがそれらは自律神経が乱れることによって起こりますので、毎回ぴったりにこなくても神経質になる必要はありませんが、普段から生理が不規則な状態を放置しておくと、妊娠したいときに排卵のタイミングがつかみにくいというデメリットもありますので体の状態、女性ホルモンの状態を良い状態に保つように日常生活から意識しましょう。
月経量を計測しているわけではないため、はっきりとしたことは言えませんが、まず経血量が多く、昼用ナプキンだと1時間、夜用ナプキンを使っても2時間もたない程の場合は過多月経と言います。また、レバー状の血のかたまり(凝血)が2日以上にわたってみられる場合や、貧血を伴うような場合、過多月経の可能性があります。
経血量には個人差があり、ストレスや不規則な生活が続いた時などに、一時的に経血量が増えたりすることはありますが、だんだん量が増えてきて、その状態が長く続く場合には一度相談されてみても良いかと思います。
生理前の心と体に起こるさまざまな不調のことをPMSといいます。排卵から生理が始まる前約2週間のうち、特に生理開始5日前くらいから症状が現れ、生理が始まると治まります。
身体的症状は下腹部の張り・痛み、腰痛、乳房の張り・痛み、頭痛、のぼせ、手足のむくみ、肩こり、便秘、下痢、吐き気、頻尿、食欲低下、食欲増進、疲れやすい、吹き出物など。
精神的症状は、気分が落ち込み、わけもなく涙が出る、イライラする、些細なことで怒りやすくなる、眠くて集中できない、熟睡できないなど。
イライラして家族や職場の人に当たってしまったり、急に人前で泣いてしまったりし、情緒不安定な人と誤解されてしまう場合があります。
その結果人間関係がぎくしゃくしたり自己険悪に陥ったりする人が多いのですが、自分の性格のせいではなくPMSのせいだとわかると自責の念に駆られる必要がなくなり、大分気持ちが楽になるようです。
職場の状況や家族関係の悪化など環境的な要因が影響することも多いようです。
PMSがなぜ起こるのかはっきりした原因は分かっていませんが、黄体ホルモンが増減する時期に症状が現れることからホルモンバランスの異常や脳内の神経伝達物質との関係が指摘されています。
また、ストレスや疲労が溜まると症状が更に悪化する傾向があります。
更年期は、卵巣機能の低下が起こる閉経前後(45~55歳くらい)の時期で、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減退することにより、更年期障害が起こります。
更年期障害は閉経をはさんで前後10年間くらいの間に起こる不定愁訴のことをいいます。
更年期障害では、頭痛、めまい、吐き気、肩こり、腰痛、疲労感、不眠、食欲不振、腹痛、便秘・下痢、意欲低下、ほてり、のぼせ、多汗、冷え、動悸、皮膚の乾燥などのさまざまな身体症状が現れるほかイライラ、怒りっぽい、不安感、涙もろくなるなどの精神症状も現れます。
突然の場合は兆候を掴めませんが、月経不順を繰り返しながら閉経する場合に前後して体調にも変化が現れることがあります。 更年期にあたる時期に現れる症状を更年期症状といいます。必ずしもすべての女性に不調が現れるわけではなく、個人差があります。症状が重く日常生活に支障をきたすものを更年期障害と呼んでいて、更年期の女性の3~4割くらいの方が悩んでいます。
更年期の症状は人それぞれです。 日常生活に困難を感じる方もいれば、自覚症状がなく終わる方もいます。 この差には、3つの要因として
複雑に絡み合って起こるといわれています。
更年期障害が起きる時期は、子供の自立、仕事上の責任の増加、夫の定年退職、親の介護など、女性の人生の中でも大変な時期と重なります。こうしたストレスが加わると、より重症化しやすい傾向がみられます。
体への負担を減らすために更年期時期も、更年期障害を過ぎたあとも快適な日々を過ごすために早い時期からの体の治療・定期的なケアをおすすめします。
寒くなってくると、「手先、足先が冷たくなる」「いったん冷えるとなかなか温まらない」と訴える人が見られます。特に女性は冷えで悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
冷えは他に肩こりや頭痛、腰痛、腹痛、生理痛などの不快な症状も現れてきて、なにかと体に悪影響を与えています。
冬になると誰でもある程度の冷えを自覚すると思います。
しかし、外気温に影響されて冷やされる程度ではなく、手足の先がかなり温まりにくくなっている慢性的な冷えの状態を冷え症と呼びます。
夏なのに体が冷えているまたは、体が冷たいと感じている症状も冷え症と言えるでしょう。
冷え症は、本来はたらくべき体温調節機能がうまく機能していない状態であり、主な原因として次のようなことが考えられています。
ストレスや不規則な生活などにより、自律神経がうまく機能しなくなると体温調整がうまくいかなくなり、冷えを感じることがあります。また、常に空調が効いている室内にいると、室内外の温度差が激しくなるため自律神経の機能が乱れてしまいます。
夏のエアコンによる冷え症はこれが原因です。
きつい下着や靴などで体を締め付けると血行が悪くなり、「寒い」と感じる皮膚感覚が鈍くなる場合があります。そのため体温調整の指令が伝わりにくくなり、冷えを感じます。
また、貧血、低血圧や血管系などの疾患がある人は血流が滞りがちになります。
女性は男性に比べて筋肉が少ないため筋肉運動による発熱や血流量が少なく、これが女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。
また、女性だけではなく男性でも運動をしない人は筋肉量が少ないため、冷えやすくなります。
ストレス、生理前または生理中、更年期、などで女性ホルモンが乱れると血行が悪くなって冷えを感じることがあります。
※どうして手足の末端が冷えるのか!?
人間は重要なぞうきが集まる体の中心部を一定の温度(約37℃)に保とうとしています。
特に寒いときは体の中心部に血液を集めて体温を維持しようとするため、末端である手先や足先には血液が行き渡りにくくなり、温度が下がりやすくなるため冷えを強く感じるようになるのです。
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