うつ病はいったん回復しても再発(再熱)しやすいとされます。

 

 

≪うつ病は再発しやすいことを理解する≫

一般に、若いうちにうつ病を発症した人ほど再発しやすく、いちど再発すると、2回、3回と再発する可能性が高くなるといわれています。

 

うつ病の再発を防止するためのポイントを、いくつかあげておきましょう。

参考にしてください。

 

・うつ病についての正しい知識をもつことは、とても大切です。

 

・自分の性格傾向を把握しておきましょう。医師や家族との話し合いの中で自己分析、自己観察を行い、自分を見つめ直すことも必要です。

 

・何事に対しても無理をせず、精神的な負担をできるだけ少なくするように心がけて下さい。

 

・配偶者や近親者の死、離婚、転職や退職、引っ越しといった生活上の大きな変化が起こったときは、意識して休養をとったり、気分転換をはかることが欠かせません。

 

・ストレスをため込まないよう、自分なりの解消法をみつけ、上手に息抜きを行いましょう。

 

・栄養バランスのよい食事をきちんととり、十分な睡眠時間を確保してください。

食欲が落ちたり、よく眠れなくなったときは、うつ病が再発している可能性があります。

 

 

・初期症状が現れたら、早めに受診しましょう。

 

 

≪自分の発症要因をときには振り返る≫

なにがきっかけで自分はうつ病になったのかをいちど、きちんと考え、自ら気づくことも必要かもしれません。

うつ病の発症には、性格傾向や、何らかの環境要因が関わっているケースが多いものです。

 

性格面での短所だけでなく、長所も知り、できる範囲でライフスタイルや物事に対する考え方を変えていきましょう。

責任感が強く、完璧主義におちいりがちな人は、これからは肩の力を抜き、意識して「ほどほど」にすることも必要です。

トラブルに直面した時は、無理に自分ひとりで解決しようとせず、人に任せられるものは任せましょう。

明日にまわせることは、今日、無理にしないといった点を心掛け、心身の疲労を避けるようにしてください。

 

 

≪再発の兆候がみられたらすぐに受診を≫

再発を予防する確実な方法はありません。不眠、食欲不振、全身倦怠感、性欲の低下、起床時の憂うつ感、ものごとに対するおっくうさなど、再発の兆候があらわれたら、すぐに受診することが何より大切です。

 

うつ病の症状をすでに体験しているわけですから、再発は本人にも、家族にもわかりやすいように思えますが、実際には受診が遅れがちになるケースも少なくありません。

 

「まだこの程度なら大丈夫」「もうちょっとがんばれる」「自分の努力が足りないだけだ」などと考えて無理を重ねるうち、悪化させてしまうことになりかねないのです。

 

うつ病のために、決断力や判断力が低下してくるので、それも受診が遅れる理由の一つといえるでしょう。

本人は、自分が再発したとは認めたがらないかもしれません。

 

そこで、家族をはじめ、周囲の人がうつ病の症状を知り、特徴的な変化に気づいたら受診をすすめることが必要でしょう。

本人も家族も、うつ病は再発の可能性がある点を理解しておいてください。

 

そして、うつ病と思われる症状が2週間以上続くようなときは、早めに受診しましょう。

 

 

≪コラム:ストレス解消と上手な入浴法≫

入浴ストレスの解消に大きな役割があります。

 

心身をリフレッシュさせたいときは、熱めの湯(42~43度)に、短時間つかるとよいでしょう。熱めのシャワーをさっとあびることも、気分をすっきりさせる効果があります。

 

心身のリラックスをはかりたい場合は、ぬるめの湯(38~40度)に、20~30分間ゆっくりとつかる方法がおすすめです。

 

長時間の入浴による心臓への負担を避けるため、みぞおちのあたりまでを湯に沈める「半身浴」を行うとよいでしょう。

 

ぬるめの湯につかる入浴法は、心地よい眠りを誘う効果もあります。

 

 

毎日のバスタイムを、心身の健康に役立ててください。