≪閉経期のうつ病と更年期障害≫
閉経を迎える更年期は、女性ホルモンのアンバランスからうつ病を発症しやすいものです。
子どもが手元を離れ、それが大きな心理的ストレスとなってうつ病を招くケースも少なくありません。
更年期障害では、抑うつ気分や不安感、自信の喪失、ほてりやのぼせ、めまい、動悸、頭痛、不眠など、うつ病と同じような症状があらわれます。
更年期障害の場合、ホルモン療法を行うことが多いのですが、うつ病に対する効果はなく、不安感や抑うつ感を強める可能性もあります。
閉経期に抑うつ症状がみられる場合は、慎重な診断と治療が必要です。
≪アルコール依存症とうつ≫
「お酒が唯一のストレス解消法」だという方も、少なくないと思います。
たしかに、適量の飲酒は一時的にストレスを緩和する作用があります。ただし、飲酒量が増えればまったくの逆効果で、ストレスを溜め込む結果になるのです。
アルコールは本来、感情の起伏を抑える作用を持つので、多量の飲酒を続けていると気分は「うつ」に傾いてきます。
アルコール依存症の人には、うつ状態がかなりの頻度であらわれます。また、うつ病の人が憂鬱感から逃れたくて、飲酒に依存するケースもみられます。
うつ病とアルコール依存症が合併すると、自殺の危険性が高まるのです。(死の二重奏)
千葉市稲毛区にある轟はり灸治療院では、 心療内科の治療も行っています。
どうぞお気軽にご相談ください。