成人期と中年期は、さまざまなライフイベントが訪れ、心理的な負担が大きくなるものです。

ストレス過多の現代社会を反映してか、とくに中高年のうつ病が増えています。

 

≪うつ病は中年期に最も多い≫

学業を終え、その多くが社会に出て働き始める成人期は、生活環境の大きな変化を体験します。

ライフスタイルを確立する一方で、社会人としての自覚や責任が求められているのです。

精神的ストレスは強まり、うつ病を発症するケースも少なくありません。

 

中年期は仕事や家庭において、それまで積み上げてきた経験をもとにさまざまな責任を果たす、人生で最も充実した時期と言えるでしょう。

それは他方で、「自分の人生をあらためて問い直す重大なライフイベントが数多く訪れる時期」という意味ももっています。

 

≪コラム:過労死≫

長時間労働による慢性的な睡眠不足、休養不足…。

過酷な労働条件下での肉体的・精神的ストレスによって引き起こされる突然死を、「過労死」と呼んでいます。

 

直接の死因は、脳血管疾患や狭心症・心筋梗塞による発作、急性心不全などが多いようです。

突然死と仕事の実態のかかわりを立証することはなかなか困難なようで、労災請求をしても、過労死と認められる割合はまだまだ低いという現状があります。

「燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)」におちいり、自殺してしまうケースもみられますが、これなどは精神的過労死と言えるのではないでしょうか。

 

≪コラム:テクノストレス症候群(テクノ不安症、テクノ依存症≫

IT(情報技術)の革新が進む昨今、職場環境はOA化の一途をたどり、デジタル情報があふれかえっています。

このような環境に適応できなくなり、心身の変調を招くケースを「テクノストレス症候群」と総称しています。

 

デジタル環境に不適応をおこし、うつ状態におちいってしまうケースが「テクノ不安症」です。

テクノストレス症候群の大半を占め、とくに中高年のサラリーマンに多く見られます。

 

若い世代の人は、幼少の頃からパソコン教育を受け、モバイル環境を当然のこととしてとらえるようになっています。

一方、中高年はアナログ世代で、触れる前からコンピューターに拒否反応を示す人が多いのではないでしょうか。

何かとうまく使いこなせればよいのですが、なかなか慣れないために不安や焦りを覚え、ついには仕事に支障をきたすようにもなりかねません。

 

不安症とは対極的に、デジタル環境にのめり込んでしまい、通常の社会生活を送ることが困難になるケースが「テクノ依存症」です。

これは若者に多く見られるもので、デジタル思考にかたよりすぎたために人間らしい感情の起伏が失われ、相手の気持ちをくみとることができず、対人関係に支障が生じてしまうのです。

 

千葉市稲毛区にある轟はり灸治療院では、 心療内科の治療も行っています。

どうぞお気軽にご相談ください。