うつ病の人には共通してみられる性格傾向があるといわれます。

ただし、そのせい九九の人が必ずうつ病になるわけではなく、あくまでも要因の一つとして考えられているのです。

 

≪うつ病は「几帳面」「完璧主義」の人に多い?≫

うつ病、あるいは躁うつ病の人が、発病前の性格(病前性格)に共通の特徴をもっていることは、古くから指摘されています。

なかでも、「循環気質」「執着性格」「メランコリー親和型性格」の3つは、現在でも臨床の現場で診断の参考になることがあります。

「循環気質」は、ドイツの精神医学者・クレッチマーが1921年、躁うつ病にみられる特徴として提唱したものです。

社交的で親切、親しみやすいという基盤があり、さらに活動的でユーモアに富み、熱しやすいといった躁的な傾向と、もの静かで気弱、寂しがり屋な抑うつ傾向を併せ持つとしています。

 

躁相とうつ相を周期的に揺れ動くところから、「循環」と名付けられました。

 

2つ目の「執着性格」は、日本の精神医学者・下田光造が32年に提唱した躁うつ病にみられる傾向で、几帳面、きまじめ、責任感や正義感が強い、凝り性、仕事熱心といった特徴をあげています。

執着性格の人は、ごまかしや大ざっぱなことが嫌いで、なにごとも徹底的なやらなければ気がすみません。

 

3つ目の「メランコリー親和型性格」は、ドイツの精神医学者・テレンバッハが61年、うつ病にかかわる病前性格として唱えたもので、保守的で、秩序やルールに忠実な点が大きな特徴とされています。

また、他人に対して献身的で、人に頼まれるとイヤと言えず、相手と対立するような場面では、自分から折れる傾向があります。

几帳面、律儀、綿密、責任感が強い、仕事好きといった点もあげられていて、「執着性格」と多くの共通点が見られます。

 

千葉市稲毛区にある轟はり灸治療院では、 心療内科の治療も行っています。

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