≪病状は6つの段階をたどって少しずつ改善する≫

※前回の続きをお話しします。

 

【段階⑥】

第6の段階では、本人に「治りたい」という強い意志がわいてきます。

周囲の物事に対する興味や関心を取り戻し、注意力や自信も回復します。

ぐっすりと眠ることができて、疲労感の訴えも少なくなり、仕事や家事に取り組む意欲も出てきます。

ただし、完治したと思える状態がしばらく続いた後、再び一時的に症状が悪化するケースもみられます。

 

≪躁状態のあらわれる時期≫

第1段階の直前や、第6段階の直後で症状がだいたい治まった頃に、軽い躁状態があらわれることもあります。

気分が高ぶって、早口でよくしゃべり、いささか過剰に行動し、短い睡眠時間でも疲れを覚えません。

躁病というほどではない高揚感がみられる軽躁状態を併せもつケースを双極Ⅱ型障害とよんでいます。

 

症状が持続する期間は人それぞれ

うつ病はこころが長く暗いトンネルに入ってしまった状態といえるでしょう。長くとも、前に進んでいけば必ず出口は待っています。

半年から1年経てば、トンネルの先に光が見えてくるはずです。

まだ効果的な治療がなかった頃、うつ病の人は転地療養するか、入院して、ひたすら回復を待つしかありませんでした。

当時のうつ病の平均入院期間は、およそ9ヶ月といわれています。

もちろん、病気の程度による違いや個人差はみられたのですが、1年以内にかなりの人が自然に回復したことになります。

 

現在では薬物療法をはじめ、有効な治療法があるので、より短期間で苦痛を軽減し、大半のうつ病を回復させることができます。

性格や生活環境、薬の効き方、うつ病のタイプといったさまざまな理由から、治療を行っても長引いてしまうケースは「遷延性うつ病」とよばれています。

しかし、たとえ時間がかかってもうつ病は回復します。

 

千葉市稲毛区にある轟はり灸治療院では、 心療内科の治療も行っています。

どうぞお気軽にご相談ください。