≪病状は6つの段階をたどって少しずつ改善する≫

※前回のつづきをお話しします。

 

【段階③~④】

病状が強くあらわれるようになった時期が、第3、第4の段階にあたります。

病状が最も悪化した「底」の状態といえるでしょう。

抑うつ気分はいっそう深くなり、1日中重苦しい気分が続いて、口数も極端に減ってきます。

 

絶望感から「消えてしまいたい」という思いが沸き起こり、実際に自殺をはかるケースもみられますが、それを実行に移す気さえも起こらず、落ち込んでじっと動かないことも少なくありません。

食欲は失われ、体重は大きく減り、不眠もつづきます。

 

【段階⑤】

つらい時期が過ぎ、ようやく回復の兆しがみられるようになる頃がこの第5の段階です。

身体的な方が回復が早く、食欲が出てきて体重も戻り始めます。

不眠も少し改善してきますが、早朝に目が覚める傾向はまだあり、疲労感もしばらくはつづきます。

精神面の症状で大きな変化は見られず、改善と悪化を繰り返し、気分が激しく揺れ動きます。

焦りやイライラした気持ちも強く生じます。

薬物治療の効果もまず身体面にあらわれ、気分や意欲の回復は遅れるのが普通です。

 

この頃は自殺がもっとも起こりやすい時期で、うつ状態が少し軽くなってきたときに、ささいなきっかけで自殺をはかるケースが少なくありません。

心身のバランスが不安定で、気分はまだ落ち込んでいるのに、身体面は活動的になるためだと考えられています。

 

 

※段階⑥は次回お話します。

 

 

千葉市稲毛区にある轟はり灸治療院では、 心療内科の治療も行っています。

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