≪症状と重症度による分類が一般的に≫

うつ病を原因によってはっきりと分けることは容易ではありません。

 

生物学的精神医学の進歩によって脳内の神経伝達物質と発症の関わりが解明されるにつれ、うつ病は別の視点でとらえられるようになりました。

うつ病の基盤には、神経伝達物質の作用の低下があります。また、内因性うつ病であっても、精神的ストレスが誘因となって発症するケースが少なくないこと、身体的うつ病にも同じ神経伝達物質が関与しているらしいことなどがわかってきました。

つまり、うつ病は「こころとからだのいくつかの要因が複雑に絡み合っておこる」と考えられるようになったのです。

 

このような状況を背景に、特徴的な症状とその重症度による分類が一般的になってきています。

アメリカ精神医学会が作成した『精神疾患の診断・統計マニュアル第4版改訂版』では、内因、心因といった区別をせず、うつ病を、気分の均衡が失われた「気分障害」というカテゴリーに分類しています。

 

気分障害には、症状がうつ病状態に限られたうつ病性障害と、躁状態も示す双極性障害が含まれ、従来の内因性うつ病はうつ病性障害の大うつ病に、心因性うつ病は気分変調性障害に、躁うつ病は双極性障害に該当します。

 

≪躁病と躁うつ病(双極Ⅰ型障害)≫

躁尿は躁状態のみが、躁うつ病は躁状態とうつ状態が交互に現れる心の病気です。

躁状態というのは、気分の高揚、意欲の亢進、多動、多弁、抑制の欠如、睡眠減少などが顕著な状態を指します。

感情は実に豊かなのですが、思考がまとまりにくく、ときに「自分はなんでもできる」という万能感や誇大妄想を伴うことがあります。

社会的な抑制が十分に働かないので、高価なものを衝動買いしたり、急に宗教的、政治的活動やあやしげなビジネスに没頭するといったケースも見られます。

結果として、日常生活や仕事はうまく運ばなくなります。

 

千葉市稲毛区にある轟はり灸治療院では、心療内科の治療も行っています。

どうぞお気軽にご相談ください。